バレンタインのほろ苦い思い出

バレンタインのほろ苦い思い出

2月と言えば父の誕生日もありますが、バレンタインの想い出にはかないません。数あるエピソードの中からひとつを紹介します。
あれは忘れもしない、中学校1年生の時の事。2歳年上なのを良い事にいつも意地悪な兄が、「バレンタインデーでチョコをお母さんからもらったけど、食べないからあげよう」
と珍しく優しかったのです。私は優しくしてもらったのも嬉しかったし、何といっても当時は男が主役のバレンタイン。まさか女の私がチョコをゲットする事になるなんて思ってなくて大喜びです。

    兄がくれたのはミッキーマウスの全身の立体的なチョコレートでした。
    早速開けてカプリ!
    「わー!本当に食べると思わんかった!冗談なのに!」と兄。
    「えー!でもくれるって言ったじゃん!」
    「確かにあげたんじゃけど、それ去年の、つまり1年前にもらったやつなんよ」
    慌ててペッペッぺと吐きだしました。よく見ると、ミッキーのわきの下の方にどこから入ったのか、小さい蜘蛛が巣を作ってました。賞味期限を見たら、夏に切れてました。最悪です。
    優しくない人が優しくしてきたら、まず何かあると疑おうとその時に悟りました。
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